2005年8月21日日曜日

旅日記-四国一周に行きたい26<小豆島~終わり>

2005年8月27日

登場する地:小豆島(香川県)、熱海(静岡県)

旅ことば:転がる石には苔が生えぬ・・・よく動き、働く人が生き生きしていることのたとえ。また、仕事や住居を転々としている人は、成功せず、金もたまらないことのたとえ。



土庄港から高松までの最終フェリーは18:55。あと1時間あるかないかのところだったろうか。乗り換えで降りたマルキン醤油の停留所。どうやら別の路線がまだ残っていたので間に合いそうだ。よかった・・・。

さあ、バスの時間までマルキン醤油を見学だ。しかしもう見学の時間は終わっていて、工場周辺はすっかり閑散としていた。当然だが醤油の匂いがたちこめている。昔からのものだろう、風情のある工場の町並みだ。醤油の匂いに苦情が出ないのだろうか。いや、きっと出ないだろう。この町はマルキン醤油とともにあるはずで、公私ともに生活しているということの想像は難しくない。



予定通りバスは来て、高松行きの最終便の船に乗ることができた。船はどこでも便数が限られている。島に渡るときはいつも慌ただしくなるものだが、これが最初の経験だったと思う。高松に戻ってからは旅の打ち上げのような気分で、ひとり焼き鳥屋でビールと焼き鳥に舌鼓を打ち、カプセルホテルに潜り込んで夜は更けていった。

翌朝、青春18切符を握って東京へと向かった。岡山でちょっと道草をしたせいで、熱海まで来た時はもう夜だった。熱海のホームから花火が上がっているのが見えた。曲がりなりにも四国一周を果たした僕を労ってくれているかのようだった。

僕は、こんなことをして何になるのか、まったく馬鹿だなあと時々思ったりする。だがこの旅を振り返って、これだけは言える。僕にとって四国はもう「見知らぬ土地ではない」のだ。


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