2005年8月21日日曜日

旅日記-四国一周に行きたい2<東京徳島フェリー>

2005年8月22日

登場する地:オーシャン東九フェリー(太平洋上)

旅ことば:歳月人を待たず・・・時は人の都合などお構いなしに過ぎていき、とどまることがないということ。


オーシャン東九フェリーは東京-徳島-北九州を結ぶフェリーで、今回は東京から徳島までの約18時間の船旅となる。乗船券と共に渡されたプリペイドカードは食堂ルームにある冷凍食品などの自動販売機で使う。さっそく炒飯を買ってみた。なんとアツアツで出てきた。味もなかなか美味い。1食が少なめではあるが、カードは5食分あるのでうまく配分して使うことにする。この船旅中、炒飯のほかに食べたのは、豚角煮ごはん、うどん、ハヤシライス、ビストロカレー。最初の炒飯の印象が強かったので他の味は忘れたが、たぶんどれもイケてたと思う。

海の上で18時間もいるのは初めてのことだったので、船酔いするかと思っていたが、案外平気だった。後年の長崎の旅でも時化(しけ)のような時にフェリーで数時間海を渡ったことがあるが、このときも案外平気だった。もしかして船乗りの素質があるのかもしれない。といいつつも、エンジンの絶え間ない響きにはちょっとうんざりしていた。

翌日の午前中だったか、紀伊半島の潮岬の沖を通過した。遠く霞んではっきりとは見えなかったが、1年前はそこに立っていたのに今は洋上から見ているという、ちょっと不思議な感動があった。昔の漁師や船乗りもこうして紀伊半島を眺めていたのだろうと思うと、これまた感慨深いものがある。

朝方に雨が降ってくつろぎルームの窓を激しく叩いたが、間もなく雨も上がりフェリーはますます快速を飛ばして大海原を滑っていった。そして昼過ぎに四国と紀伊半島の間の紀伊水道に入り、やがて徳島県のフェリー発着所に到着した。到着までの時間はなぜかあっという間であった。

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