2006年5月3日水曜日

旅日記-長崎に行きたい9<五島列島・久賀島・奈留島>

2006年5月5日

登場する地:久賀島(長崎県)、奈留島(長崎県)、若松島(長崎県)

旅ことば:千里の道も一歩から・・・どんなに大きな事業でも、まず手近なところから着実に努力を重ねていけば成功するという教え。


フェリーの上から久賀(ひさか)島を左手に見ながら風を受けていると、日に焼けた小学生らしき男の子が「こんにちは」と話しかけてきた。

観光を収入源のひとつにしているところは旅人に気さくに話しかけることがある。先の福江城でも、おそらく中学生だと思うがすれ違いざまにあいさつを受けた。そういう教育を受けているのかもしれない。素晴らしいことである。

声をかけてきた男の子が、どこへ行くんですかと聞いてきた。僕は若松へ行くのだと答えた。僕は案外人見知りのため、初対面の人となかなか打ち解けて話せないタチだ。しかし子どもを相手にそんなことも言っていられない。僕は人見知りを悟られないように少し話をした。

彼からは、奈留(なる)島へ行くのだということ、五島列島は五つの島からなっているからそう呼ばれているということ、今乗っている船は400トンで高速船は1,200トンあることを聞いた。トン数まで知っているなんて詳しいねえと言うと、「好きやもん!」と威勢のいい声が返って来た。なんだか嬉しくなってしまった。

奈留島で彼ともお別れ。少年よ、立派な海の男になってくれ!

船は引き続き若松へ向けて北へ向かう。


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