2006年5月3日水曜日

旅日記-長崎に行きたい21<尾道>

2006年5月9日

登場する地:尾道(広島県)

旅ことば:夏虫疑氷(かちゅうぎひょう)・・・夏にだけ生きる虫は、冬に氷があることを信じない意から、見聞のせまい人が自分の知らないことを信じようとしないこと。


早朝の尾道は気持ちが良かった。長崎もそうだったが尾道も坂の町である。まずは文学のこみちとやらを行ってみる。情緒ある道が続き、作家や画家たちが訪れた足跡を記す碑などがちらほらとこちらの目を向けさせる。

木々に覆われたこみちを行くのに、かなり閉口したことがある。桜の枝の至る所から糸がぶら下がり、その先には小さなイモムシ状の虫がくっついていた。それらが風に揺れて行く手を阻むかのように漂っているのだ。僕は虫がちょっと苦手でもあり、気持ち悪くて仕方なかった。川柳だか俳句の応募箱を見つけた時、一句書いて投書したのがこちら。

くもの糸 模する青虫 玉の風

ちなみに尾道の海は「玉の浦」とも呼ばれているそうな。


その後古寺巡りなど小一時間ほど散策したが、虫が気になってゆっくりまわれなかったのが残念だ。今度来る時はこの時期を避けたいところだ。。

商店街を歩いていると、おのみち帆布というのを見つけた。なんだか素敵だったので小物入れなど購入した。手づくりのものはやっぱりいい。尾道ラーメンもしっかり食べて、ようやくこの旅の全日程を終えて帰路についた。

僕が購入した小物入れ(工房おのみち帆布

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