2005年4月30日土曜日

旅日記-みちのく本州最東端に行きたい6<女川>


2005年4月30日

登場する地:女川(宮城県)


往く当てがなくなった。太平洋に小さく突き出た岬のほうまで伸びた鉄道があったので乗ってみた。石巻線といって、ほんの5駅くらいしかない路線の終着駅は女川(おながわ)という駅だった。

今思えば、なぜ2駅だけの路線が生き残っているかが推測できる。女川原発があるからではないだろうか。しかし当時の僕はのほほんと訪れ、何にもないところだなあ、などと暢気にうろついていたのである(失礼!)。

誰だったか文学者の歌碑が少し興味をひくくらいで、どうにも持て余してしまった僕は次の列車で石巻に引き返してしまった。しかし、もうひとつ女川で興味をひいたものがあった。

駅のホームにある柱に意味深なラインが引いてあった。僕の腰か胸くらいの高さだったと思う。数十年前のチリ沖地震で押し寄せた津波の高さを示したものだった。海岸から駅までは、1㎞はないにしても数百メートルは離れている。そこまで海水が来たのかと驚き、しばしその場を離れられなかった。そしてまたこの地をあの東日本大震災の津波が襲った。その報を聞いて僕はあのホームの柱にあったラインを思い出さずにはいられなかった。入り江にある町の宿命とはいえ、やりきれないものだ。

またここを訪れよう、そう思う。その時はラインがひとつ増えているかもしれないが、でもそれはこの町がまたひとつ強くなった証拠となるのだ。そう、信じて。

女川コミュニティというサイトを見てみたら、なんだか活気があって盛り上がっているようです。それにしても"リアスの戦士 イーガー"って・・・面白い(笑)

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