2006年5月3日水曜日

旅日記-長崎に行きたい3<本州最西端2>

2006年5月4日

登場する地:本州最西端・毘沙ノ鼻(山口県)

旅ことば:風月無辺(ふうげつむへん)・・・景色がこの上なく美しいこと。


展望台まで歩いて数十メートル。ついに本州最西端、毘沙ノ鼻に到達した。素晴らしい景色!を想像していたのだが、少し何か物足りなさを感じる景色だった。この感覚はなんだろう。

しばしなだらかな海を眺める。穏やかだ。静かな、海。ここには荒々しさはまるでなかった。土佐とも紀伊とも日本海とも違っていた。もしかしたらたまたま波のない日だったかもしれない。しかしそれが逆に印象に残るものとなった。温かな印象はそのまま山口県の人を想い、さっきのおじさんとも重なった。いや、正直に言えばこの時おじさんのことは考えてもいなかったが、表現としては近いと思う。


じんわりと本州最西端を味わったところで、おじさんが寄っていけと言ってくれた事務所に行ってみる。簡素な白い2階だてくらいの建物だったと思う。どうやらゴミ処理センターらしきようだった。恐る恐るドアを開けて声をかけるとさっきのおじさんがいた。そして最西端訪問証明書なるものを頂いた。まさかこの事務所でそのようなものをもらえるとは思わず、なんとも嬉しかった。さらにお茶と缶コーヒーを頂き、吉母港までまたあの軽ワゴンで送ってもらった。本当にいろいろお世話になった。ありがとうございます!

ちょうど下関行きのバスが来たので乗り込んだ。せっかくなので下関駅まで行かずにちょっと寄り道する。

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