登場する地:徳山(山口県)
旅ことば:半狂乱(はんきょうらん)・・・常軌を逸してとり乱すこと。
由布院までのディーゼル車車窓
早朝、東京のアパートを出る。5時くらいの始発に乗る。南九州への旅が始まったのだ。今回ももちろんローカル線である。ただし特急券は使わないというもので、快速などには乗る。
一日中、電車に乗っては降りて乗り継ぎを繰り返し、23時21分発の徳山行きに乗ったのが文字通りこの日の最終列車だった。当然宿無し。初日なのでまだ元気なため、居酒屋「魚民」で夜を明かすことにした。この夜の目的は「夜を明かすこと」。アルコールと電車の乗り疲れでうとうとしながら始発を待った。
暖かい屋根の下で温かいメシが食える。それだけで有り難いことだ。