2001年7月10日
登場する地:天橋立(京都府)
上から見るだけではもちろん物足りない。細長い陸地にはちゃんと道が走っていて、向こう側へと渡ってみた。
記憶が定かではないが、対岸まで30分ほどかかったように思う。松原が続く道の両側は日に輝く海で、実にきれいな光景であった。日本三景ここにあり、といった貫禄であった。
ところが日が落ちてしまうと、昼間とは違う様相を見せる。外灯は所々にしかなく、途切れたところではかなりの闇に包まれる。黒い松の陰から落武者か何かが躍りかかってでもくるような気配を感じさせるほどに、夜の天橋立は人を遠ざける。
ただ、もしかしたら一見さんお断りの京都の風なのかもしれない。この土地に住む人にとっては昼でも夜でも絶えず心に優しく横たわる風景であるように想像する。
繰り返すようだが、この頃の旅では写真をは撮っていない。また訪れる機会があればその時は是非写真におさめてみたい。
写真を
天橋立観光案内ページから拝借。
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