2005年8月21日日曜日

旅日記-四国一周に行きたい4<海部>


2005年8月22日

登場する地:海部(徳島県)

旅ことば:溜飲(りゅういん)が下がる・・・わだかまっていた不平不満が消えて、気持ちがせいせいすること。

生本旅館の主人が応対してから実にあっというまに時間が過ぎて、気がつくと満腹の体をテーブルにもたれかけて何かのテレビ番組をぼんやり見ていた。宿泊費を聞こうと思っていたのに聞く間もなく部屋に通され、茶菓子が運ばれ、風呂を沸かされ、風呂に入っている間に食事が用意され、食事し終えたころにデザートのババロアを出していただき、息をついている。

食事というのもとにかく豪勢で、覚えている限り挙げてみると、エビの刺身・ホタテ・もずく・アユの塩焼き・うなぎの蒲焼き・タコの和風カルパッチョ・蟹・牛肉としめじの蒸し焼き・茄子の芥子あえ・海部特産ところてん・漬け物・果物(マンゴー・ブドウ・梨)、と盛り沢山!こんなに多くの種類を一度に食べることはなかなかない。本当に贅沢な食事だった。

ただ・・・そのため宿泊費が心配になった。どれだけ高くつくんだろうか・・・。まあ、心配しても仕方ないし、宿のご主人も女将さんもものすごく親切でいい人たちだし、これだけおもてなしを受けたものに対しては臆せず支払おうというものだ。ひとすくい、ひとすくい、普段以上に味わいながらババロアを口に運んだ。


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